ミッション
Chrovisの提供を通じ、医学研究、オーダーメイド医療、ゲノム創薬、遺伝子治療の継続的な発展を推し進めます。
ポリシー
刹那的なテクノロジーのブームや業界の流行に流されず、その本質を見極め、常に正しいソリューションをお客様のもとへ届けます。
事業コンセプト
複雑で大量の情報を整理・解析して、人に分かりやすく提示し、それをアクションできるようにする。
個別化医療を情報技術・データインテリジェンスを用いて推進し、データを適切に可視化することで意思決定支援を行う。
社名の由来
株式会社テンクーは英語の名称を “Xcoo” としています。
このアルファベットの “Xcoo” の表記には、私たちの掲げる “technology bridge for communication” の思いを込めています。
医療と情報、リアルとバーチャル、実世界と情報世界、人間と機械、2つの相対する物事の “架け橋” を作りたい、という思いから “X” を頭文字に据えました。 “X” は “掛け合わせる” “クロスする” という意味であり、また、数学においては “何でも代入できる” 変数として使われる記号でもあります。
“coo” は “協力” という意味の “Cooperation” から、また “色即是空” の “空” すなわち “間” という意味も込めています。
“X” はローマ数字で10を表し、英語で10を “テン” と読むところから、英語でも日本語でも成り立つ4文字の “Xcoo” としました。日本語では “天空” という言葉としても通じ、前向きでよりよい未来を目指す姿勢を表現しています。
会社概要
- 会社名
- 株式会社テンクー (英語表記: Xcoo, Inc.)
- 設立
- 2011年4月
- 所在地
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- 本社: 東京都文京区本郷2-40-8 本郷三丁目THビル6階
- 本郷オフィス: 東京都文京区本郷4-2-5 光山ビル4階
- 資本金
- 1億円
- 連絡先
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- 社員
- 52名 (2024年2月現在, 業務委託・非常勤を含む)
- 事業内容
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- ゲノムおよび生体情報解析のトータルソリューション Chrovis の開発と運用
- 並列分散コンピューティングによる高速データ処理を行うシステムの開発
- 最先端のアルゴリズムに基づくデータ分析/可視化を行うシステムの開発
- 認証・認可
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- ISO/IEC 27001:2013(ISMS) 認証番号: IS 699529
- ISO/IEC 27701:2019(PIMS) 認証番号: PM 767361
- 届出電気通信事業者 届出番号: A-30-16797
- 第一種医療機器製造販売業者 許可番号: 13B1X10339
- 医療機器製造業者 登録番号: 13BZ201419
- 高度管理医療機器等販売業/貸与業者 許可番号: 2020文文生薬第481号
- 主要取引先(50音順)
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- がん研有明病院
- 京都大学大学院医学系研究科
- 県立広島病院
- 神戸大学医学部附属病院
- 国立がん研究センター中央病院
- 国立がん研究センター東病院
- 国立がん研究センター研究所
- 国立国際医療研究センター
- 国立成育医療研究センター
- シスメックス株式会社
- 東京科学大学病院
- 東京大学医学部附属病院
- 東京大学大学院医学系研究科
- 兵庫県立がんセンター
- 藤田医科大学病院
- 山梨県立中央病院
- ユーロフィンクリニカルジェネティクス株式会社
- 横浜市立大学附属病院
メンバー
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西村 邦裕
代表取締役社長 CEO
(最高経営責任者)
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2001年 東京大学工学部機械情報工学科 卒業。
2006年 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻 博士課程修了。
同大学の研究員・助教を経て、2011年に株式会社テンクーを創業し、代表取締役社長に就任。
大学では、遺伝子発現やコピー数多型およびNGSのゲノムデータ解析や可視化などを行い、その成果はNatureなどの論文誌に多数掲載された。
Microsoft Innovation Awardなどを受賞。
2010年にはIPA 未踏IT人材発掘・育成事業にプロジェクトが採択。
専門は、情報の可視化、バイオインフォマティクス、ヒトゲノム解析、バーチャルリアリティ。
大学の研究を社会に還元したいという思いから起業を決意し、ゲノム医療のためのトータルソリューションソフトウェア「Chrovis」の開発を始め、ゲノム医療を情報面から推進できるように活動している。
文部科学省 科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2018(ナイスステップな研究者)」に「がんゲノム医療の扉を拓く、医療向けのゲノム情報の解析および意味付けと可視化技術の開発」にて選定。大学発ベンチャー表彰2019 文部科学大臣賞 受賞。博士(工学)。
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青木 貴司
取締役 CTO
(最高技術責任者)
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2006年 東京大学工学部機械情報工学科 卒業。
2008年 東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 修士課程修了。
大学院での研究と並行し、2008年よりインターネット系ベンチャー企業にて、数多くのソフトウェア研究開発に携わる。
2008年にIPA未踏IT人材発掘・育成事業に大学院で研究していたプロジェクトが採択される。
2011年に株式会社テンクーの創業に参画し、共同創業者として取締役に就任。
2012年に業務に集中するために、東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 博士課程を退学。
専門は、コンピュータビジョン、機械学習、分散コンピューティング、ソフトウェアアーキテクチャ。
現在は、ゲノム医療のためのトータルソリューションソフトウェア「Chrovis」の企画・開発・運用の全般を指揮している。
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坂田 理美
取締役 CDO
(最高デザイン責任者)
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2008年 女子美術大学芸術学部デザイン学科 卒業。
同年よりデザイン系ベンチャー企業にて、数多くのプロダクトのデザインを手がける。
同社退社後、フリーランスを経て、2011年株式会社テンクーの創業に参画し、共同創業者として取締役に就任。
常に優れたインタフェースを探求しており、理論に基づいた論理的なデザインを生み出す。
デザインのみではなくテクノロジーにも精通し、そのプログラミング能力を買われ、2010年IPA未踏IT人材発掘・育成事業のプロジェクトに携わる。
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坂野 嘉郎
取締役 CFO
(最高財務責任者)
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2002年 東京大学法学部 卒業。
2008年 ハーバード公衆衛生大学院 修了(Master of Public Health)。
2002年 JPモルガン証券入社。
2005年に日本医療政策機構の創業に参画し、医療政策に関する調査・提言や国内外のシンクタンク・国際機関等との共同プロジェクトの運営に携わる。
2010年にJPモルガン証券に復帰し、製薬・コンシューマー・エネルギー・金融等のセクターにおけるM&Aや、IPO・公募増資等の資本市場業務に従事。
2014年より三菱UFJモルガン・スタンレー証券にてクロスボーダー案件を中心とするM&Aアドバイザリー業務に従事し、2017年にモルガン・スタンレーのロンドン支店出向。
2020年にCFOとして株式会社テンクーに参画。
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水野 亮
監査役
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2010年 早稲田大学 政治経済学部 卒業。2010年PwC あらた有限責任監査法人に入所し、会計監査、内部統制監査に携わる。
2012年より株式会社ユーラスエナジーホールディングスに転職し、経営企画部にて、中期経営計画策定、新規事業、子会社の監査などに従事。
2018年より株式会社テコテックにて取締役CFOに就任し、内部監査等も含めて実施し、2021年11月に非常勤監査役に就任(現任)。
2022年1月よりヤフー株式会社に入社し、Zホールディングス株式会社にて財務管理などの業務に従事。
2023年7月より監査役として株式会社テンクーに参画。
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小関 勝紀
監査役
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1970年 東京経済大学 卒業。1983年 帝京大学法学研究科 修士課程修了。
1987年 小関勝紀税理士事務所を開設。1989年 株式会社インター・ティ・エス・オー設立。現在、東京税理士会上野支部の顧問相談役。
株式会社ファンケルの社外取締役も務めた。大手企業、医療法人、協同組合、宗教法人、中小企業、個人自業主、スポーツ選手、芸能人など、
多数の顧問先を抱え、会計・税務・登記等の業務で幅広く活躍中。2021年に株式会社テンクーの監査役に就任。税理士。政治資金監査人。
北海道様似町出身。
アドバイザー
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石井 威望
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東京大学名誉教授。医師。工学博士。
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垣添 忠生
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国立がんセンター名誉総長。医師。医学博士。
沿革
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2011年4月
東京都文京区に株式会社テンクーを設立
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2012年5月
1年間限定でSKYTREE VIEW ソラマドをリリース
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2013年10月
JST CRESTプロジェクト“動的遺伝子ネットワークの多次元構造解析による高精度な細胞分化制御技術の開発“の共同研究に参画
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2014年3月
革新的イノベーション創出プログラム(COI-T)“健康長寿の世界標準を創出するシステム医学・医療拠点“の共同研究に参画
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2014年4月
ゲノム情報解析のクラウドサービスとしてChrovisをローンチ
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2015年4月
慶応義塾大学システム医療研究開発センターの共同研究に参画
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2016年8月
論文誌“Source Code for Biology and Medicine“にChrovisのソフトウェアモジュールの1つであるcljamが掲載される https://github.com/chrovis/cljam
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2017年1月
ゲノム医療のためのトータルソリューションソフトウェアChrovisをリリース https://chrov.is
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2017年2月
東京大学ゲノム医療研究プロジェクトに協力
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2018年10月
東京大学のがん遺伝子パネル検査「Todai OncoPanel」の先進医療B開始に伴う情報解析に協力
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2018年11月
「検索システム及び検索システムの動作方法」の特許取得
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2018年12月
情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO/IEC 27001の認証を取得
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2019年10月
「ゲノム解析装置及びゲノム可視化方法」の特許取得
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2020年7月
慶應義塾大学らとの共同研究にて論文発表「ヒト幹細胞分化に関係する転写因子の網羅的な同定とその解析-AIを駆使した自在に細胞運命を制御する技術の開発に期待ー」
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2021年10月
NPO法人西日本がん研究機構、株式会社ミルテルおよび武田薬品工業株式会社と共に「がんゲノム医療の明日を考える会」を発足
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2022年7月
総額7億円の資金調達を、未来創生3号ファンド(運営者:スパークス・グループ)をリード投資家として実施
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2022年8月
「がんゲノム医療の明日を考える会」の1年間の議論を取りまとめたディスカッション・ペーパー「がんゲノム医療の明日に向けて」を発行
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2022年8月
「Chrovis Clinical Annotation がんゲノムレポーティング(仮称)」が、厚生労働省によるプログラム医療機器に係る優先的な審査等の対象品目に指定
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2023年10月
H.U.グループホールディングスと、次世代ゲノム・オミクス医療における解析サービスの提供を目的とする戦略的資本業務提携を締結
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2023年12月
特定非営利活動法人西日本がん研究機構(WJOG)との共同研究にて論文発表「国内の肺がん患者を対象とした遺伝子検査の実施状況を調査 治療方針を決定するために必要な遺伝子検査の普及に課題」
受賞
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2012年10月
日経ビジネス"日本を救う次世代ベンチャー100" 選出
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2013年9月
Clojureの国際プログラミングハッカソンClojure Cup ファイナリスト
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2013年11月
日本MITエンタープライズフォーラムビジネスプランコンテスト&クリニック(BPCC)スタートアップ部門 正会員特別賞
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2014年1月
中小企業庁 ミラサポ グッドビジネスアワード ファイナリスト
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2018年10月
厚生労働省 ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット 2018 採択
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2018年11月
文部科学省 科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献 2018(ナイスステップな研究者)」に代表の西村邦裕が選定
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2019年1月
第1回日本メディカルAI学会学術集会 最優秀賞 受賞
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2019年7月
JST・NEDO 大学発ベンチャー表彰2019 文部科学大臣賞 受賞
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2019年7月
JETRO Innovation Program 2019 採択
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2019年9月
株式会社三菱総合研究所 未来共創イノベーションネットワーク「ビジネス・アクセラレーション・プログラム(BAP) 2019」奨励賞 受賞
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2019年9月
厚生労働省 ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット 2019 採択
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2019年11月
東京都 世界発信コンペティション 製品・技術(ベンチャー技術)部門 奨励賞 受賞